【レシピ】黒胡椒を鎧う、大人のビーフステーキ
我が家では先日ご紹介したturkという魔法のフライパンを手に入れてからというものの、ほぼ毎日、鶏、豚、牛、羊いずれかの肉がグリルとして食卓に並びます。
スパイスをあれこれ使うのもいいんですけど、焼き上がりが最高になるturkのフライパンでは、結局のところ塩胡椒に落ち着いてしまうんです。。。
しかしspicy life makerのヨシヒロくんはここで止まるなんてことはしませんよ〜塩胡椒だけのステーキも切り口を変えてしっかりアレンジしてみました!
なんと、今回ご紹介するレシピで使うスパイスは胡椒だけ!
【黒胡椒を鎧う、大人のビーフステーキ】
<材 料(1〜2人前)>
●食材
牛肉(お好きな部位):300g
●調味料
にんにく:1片
塩:少々
粗挽き胡椒:たっぷり
<調理方法>
1.牛肉に塩を揉み込み、全面をたっぷりの粗挽き胡椒でコーティング。常温になるまで置いておく。
2.フライパンを煙が出るまで加熱し、油を注いでにんにくをテンパリング。油に香りが移ったらにんにくを取り出す。
3.強火で牛肉の全面に焼き目をつけたら弱火〜中火にし、蓋をして加熱する。
4.お好みの焼き具合になれば完成。
胡椒をこんな風に使うだけで、ピリリとスパイシーな大人のステーキになります。
辛いのが苦手な人は1面だけコーティングしても良いですね〜。あとはいろんなスパイスでコーティングするのも面白そうですね〜。なにかオススメがあれば教えてください*
僕は他の肉でも挑戦してみます!
人生に少しだけスパイスを。
スパイスの味について
先日、知り合いだけを募ってスパイスカレーセミナーを開催しました。スパイスカレーが簡単に作れることを知ってほしい。という想いから、クミンシードとガラムマサラだけで作るココナッツカレーやキーマカレーをご紹介しました。
企画運営がまだまだ素人なので一般解放できるようなレベルではないですが、徐々にスキルップしてもっと広くやりたいなーって思っています。
さて今回はスパイスカレーセミナーでもいくつか質問をいただいたスパイスの味について。
「このスパイスを入れたらどんな味になりますか?」全てのスパイスに関してこの質問への答えはたった1つ
「味はないんですよ。」
強いて言えば苦味と辛味ですかね。。。
実はスパイスというものは香りをつけるものであって、味をつけるものではないんです。
おいおい、じゃぁカレーの味ってなんやねん!と聞きたくなるところですね。
旨味はアミノ酸からくるものなので、ベースとなる玉ねぎやトマト、メインの食材と塩がカレーの味になってます。スパイスはあくまでその旨味を際立たせる香りを演出する存在なんです。舞台で言えば音響さんや照明さんです。
そう思うとカレーはドラマや劇というより、音響や照明に凝ったミュージカルって感じですね。ミュージカレー。。。
さて、そんな旨味のないスパイスですが、減塩メニューには強い味方になります。
例えば、ちょっと味が薄いなーと感じるスープにガラムマサラを加えると、同じ塩分濃度なのに味が濃くなったように感じるんです。
最近、塩分気になるなー。。。なんて人はひとつまみスパイスを加えてみてください*
人生に少しだけスパイスを。
【レシピ】八角の香りがクセになる。豚の角煮
前回の小悪魔風もそうですが、最近カレー以外のスパイス料理も積極的に作っています。
今回は普段あまり馴染みのない八角というスパイスを使って豚の角煮を作ってみました。
星のような形からスターアニスとも呼ばれる八角。本場の中華料理ではとにかくよく使われていて、中国ではこの八角の香りが大気と一体になって常時漂っていると言っても過言ではありません。
実際、中国に行ったことがある人は空港に降り立った瞬間「なんやこの匂い!?」と思った事ないですか?僕の分析ではあれ絶対八角ですよ。
さて、こんな癖の強い香りの八角ですが、煮込み料理では食欲をそそるいい香りを演出してくれるんです。そこで今回は少し手の込んだ煮込み料理の定番、豚の角煮のレシピをご紹介します。
【豚の角煮(4人前)】
<材 料>
●食材
豚バラブロック:300g
ゆで卵:2個
大根:1/2本
●調味料
にんにく:2片
生姜:1片
鷹の爪:2本
八角:1個
濃口醤油:100ml
みりん:200ml
水:200ml
<調理方法>
1.豚肉5〜6cm角に切り、表面がきつね色になるまで全面を焼く。この際、余分な油はペーパータオルで拭き取ります。
2.お肉が浸るくらいの水(分量外)をいれ、煮立ったらお湯を捨てる。
3.調味料を全て加え、中火にかけ、煮立ったらアクをとり、ゆで卵を加えて、蓋をして弱火で1時間煮込む。
4.火を止めて冷めるまで放置。再び温め直せば完成。
普通のお鍋なら数時間煮込むのですが、Staubの加圧調理で短時間でしっかりと煮込むことができました。4で一旦冷ますのは保温性を活かし、無加熱でじわじわと調理するStaubの王道調理法です*
値は張りますが、めちゃくちゃ手間と時間のかかる豚の角煮もさくっと作れるStaubはお料理好きな人にはおすすめしたい調理器具です^^
人生に少しだけスパイスを。
【レシピ】名前すごっ!豚肉の小悪魔風
スパイシーな料理で何か面白いものないかなー。と料理のまとめサイトを眺めていたら、凄い物をみつけました。その名前も「チキンの小悪魔風」。
名前だけで相当なインパクトありますよね〜。鶏肉にマスタードソースをたっぷり塗って焼き上げるこの料理。あまりのスパイシーさに顔が強張ってしまうことからこんな名前になったみたいです。
とにかく美味しそうなので、僕なりに少しアレンジしてつくってみました。
本当は鶏肉ですが、スーパーで豚ヘレが安かったので今回は豚肉です。
【豚肉の小悪魔風(1人前)】
<材 料>
●食材
豚ヘレブロック:200g
粒マスタード:30ml
にんにく(スライス):1片
ガラムマサラ:15ml
コリアンダーシード:3ml
塩:適量
粗挽きコショウ:適量
<調理方法>
1.豚肉はブロックのまま塩胡椒ガラムマサラをもみ込んで、常温になるまで30分程度置いておく。
2.油をひいたフライパンでニンニク、コリアンダーシードをテンパリング。香りが立ったらニンニク、コリアンダーシードは一旦取り出す。
3.強火のフライパンで豚肉の表面に焼き色をつける。
4.マスタードソースを豚肉の上面に塗り、テンパリングしたニンニクとコリアンダーシードを乗せる。添え物の食材がある場合はここで一緒にいれちゃいましょう。
5.蓋をして弱火で15分程度加熱すれば完成。
めちゃくちゃ簡単で一風変わったご馳走ができました* 豚肉ロース、鳥もも肉、手羽先で作ると肉汁滴る系になると思います^ ^
人生に少しだけスパイスを。
【レシピ】和えるだけ。きゅうりのライタ
スパイシーな料理をを食べていると箸休めに甘いものや、マイルドなものが欲しくなる時ってないですか?
あと、ずっと同じ味のものを食べ続けるのって味覚的にも視覚的にも退屈ですよね。
今回はスパイス料理に彩とまろやかさを加える、きゅうりのライタのレシピを紹介します!
タンドリーチキンやカレー、ビリヤニ、バゲットやクラッカーのディップにも使える上、ちゃちゃっと和えるだけでできます*
【和えるだけ。きゅうりのライタ(2人前)】
<材 料>
●食材
きゅうり:1本 →少し大きめのみじん切り
ヨーグルト(プレーン):50ml
にんにく(すりおろし):1ml →香りがきになる場合はなくてもOK
クミンシード:3ml
塩:3ml
粗挽きコショウ:1ml
レモン果汁:少々
<調理方法>
1.クミンシードはフライパンでから炒りしておく。
2.全ての食材を和えれば完成
最後にクミンシードをミルで挽いたものを加えると更に風味が増します。
作り置きしておきたい場合は、キュウリを塩もみして水分を出してから和えましょう。
ターメリック3mlを加えて黄色い彩にしてもいいですね〜。
人生に少しだけスパイスを。
【レシピ】30分で本格ラムカレー
先日、市場でラム肉(ショルダー)が100g当たり120円だったので張り切って1.5kgの塊でゲットしました。業者かよ!ってレベルの仕入れでしたが、200〜300g程度の切り身にして冷凍庫で眠ってもらってます。
味見がてらまずはTurkでざっと焼いてみたら、ちょっと脂多めだったので煮込みに最適だなと思ったので、今日早速カレーに使ってみました。
15分くらいで適当に作りましたが、思いのほか本格的で美味しくできたのでレシピ化しました*
【30分で本格ラムカレー(2人前)】
<材 料>
●食材
玉ねぎ(中):1/2個 →みじん切り
ラム(ショルダー):200g
→コーラやビールで30分程度漬けておくと柔らかくなります
にんにく(みじん切り):1片
生姜(みじん切り):1片
ヨーグルト(プレーン):20ml
ケチャップ:30ml
オリーブオイル:30ml
水:50cc
塩:少々
●ホールスパイス
グローブ:3個
カルダモン:1個
シナモン:1片
カレーリーフ:1握
●パウダースパイス
コリアンダーパウダー:3ml
クミンパウダー:1ml
カルダモンパウダー:1ml
カイエンペッパー:1ml
<調理方法>
1.オリーブオイルを中火にかけ、カレーリーフを1枚入れてみて、シュワシュワする温度まで温める。
2.ホールスパイス、にんにく、ショウガを入れ香りが立つまで炒める。(焦げないように注意!)
3.玉ねぎを入れ、スパイスになじませたら塩を少々入れて強火にかける。
4.飴色になったらケチャップを投入し、全体を馴染ませる。
5.弱火にしてパウダースパイスを入れ、全体を馴染ませる。
6.ラム肉を加え、中火にして全体を馴染ませる。
7.ヨーグルト、水を加え、一煮立ちさせる。
8.沸騰したら、弱火にかけ、蓋をして10分煮込んだら完成!
パクチーとラム肉はめちゃくちゃ合うので、盛り付けのときに添えてもいいですね*
今回はケチャップを使って調理を簡素化しましたが、結構本格的なラムカレーができました^^
カレーリーフはローリエでも代用できるので、カルディとかちょっと大きめのスーパーで手に入るスパイスだけで作れると思います。ラム肉をゲットしたらぜひお試しください。
人生に少しだけスパイスを。
【スパイス】パクチーの種がカレーの重役。コリアンダー
スパイスカレーのベースと言っても過言ではないスパイス「コリアンダー」。知っている人は知っている。。。実はこのコリアンダー、パクチーの種なんです!
「えー!パクチー?無理ー!」という人もいるかと思いますが、安心してください。種にはあの独特なカメムシの匂いはありません。
爽やかな香りで、スパイスカレーの風味を演出する上で重要なスパイスです。
では、詳しく紹介していきます!
<特 徴>
香り: 清涼感のある爽やかな香り
薬効: 炎症緩和、胃弱、風邪など
<使い方>
まずはホールスパイスとしてのコリアンダーシードについて。
●スタータースパイスとして爽やかさを演出
スパイスカレーはもちろん、鶏肉や豚肉にはコリアンダーシードとニンニクをテンパリングしてグリルするだけで、お肉の味が引き立ちます。
●お米と一緒に炊いてコリアンダーライスに
バターチキンのようなリッチなカレーには、クミンライスよりも爽やかなコリアンダーライスがおすすめです。タネのプチプチした食感も良いアクセントになります。
続いて、パウダースパイスとしてのコリアンダー
●ミックススパイスのベースに
スパイスカレー用のミックススパイスには、ほぼ入っているコリアンダー。カレーって何?って聞かれたら僕は「コリアンダーの入った煮物」っていうかなー。。。とにかくカレーの風味のベースとして重要な役割を担っています。
コリアンダー70%、ターメリック20%、カイエンペッパー10%くらいが基本中の基本です。他のスパイスを加えてアレンジする場合は、コリアンダーの量をを減らしてお好みのスパイスに置き換えていくイメージでOKです*
●スパイスカレーの風味が決まらないときの救世主
スパイスカレーに挑戦したはいいものの、いろんなスパイスや隠し味をあれこれ入れて、なーんか風味が決まらないなーっていうとき。
とりあえずどっさりコリアンダーをぶち込んでください。他のスパイスの風味は弱まりますが、まとまります。スパイスカレー作りのリセットボタンと思ってください。笑
カレー好きやけど、パクチー嫌いな人。実は種の方はお世話になってたんですねー。スパイスカレー作りの基本のパウダースパイスなので、まず何を買っていいかわからない人はぜひ、コリアンダーパウダーをゲットしましょう*
人生に少しだけスパイスを。