スパイスの味について
先日、知り合いだけを募ってスパイスカレーセミナーを開催しました。スパイスカレーが簡単に作れることを知ってほしい。という想いから、クミンシードとガラムマサラだけで作るココナッツカレーやキーマカレーをご紹介しました。
企画運営がまだまだ素人なので一般解放できるようなレベルではないですが、徐々にスキルップしてもっと広くやりたいなーって思っています。
さて今回はスパイスカレーセミナーでもいくつか質問をいただいたスパイスの味について。
「このスパイスを入れたらどんな味になりますか?」全てのスパイスに関してこの質問への答えはたった1つ
「味はないんですよ。」
強いて言えば苦味と辛味ですかね。。。
実はスパイスというものは香りをつけるものであって、味をつけるものではないんです。
おいおい、じゃぁカレーの味ってなんやねん!と聞きたくなるところですね。
旨味はアミノ酸からくるものなので、ベースとなる玉ねぎやトマト、メインの食材と塩がカレーの味になってます。スパイスはあくまでその旨味を際立たせる香りを演出する存在なんです。舞台で言えば音響さんや照明さんです。
そう思うとカレーはドラマや劇というより、音響や照明に凝ったミュージカルって感じですね。ミュージカレー。。。
さて、そんな旨味のないスパイスですが、減塩メニューには強い味方になります。
例えば、ちょっと味が薄いなーと感じるスープにガラムマサラを加えると、同じ塩分濃度なのに味が濃くなったように感じるんです。
最近、塩分気になるなー。。。なんて人はひとつまみスパイスを加えてみてください*
人生に少しだけスパイスを。