スパイスの食感
料理教室で毎回「スパイスが料理に与える役割は3つ。①香り②辛み③彩りを加えること」って大きい顔して言ってる僕ですが、昨日作った「なばなのおひたしクミンシード和え」を食べていて気づいたことがありました。それはスパイスの「食感」です。
この料理、なばなをさっと湯がいて、めんつゆと鷹の爪、クミンシードで和えるだけの超簡単メニューなのですが、これがうまい。クミンシードは確かに爽やかな香りを演出してるんだけどそれ以上の働きをしていたのが「食感」としての役割だった。
クミンシードの爽やかな風味は確かに感じるが、炒ったり挽いたりしていないのでひっそりと和のハーモニーに馴染んでいた。そしてなによりプチプチとした食感がたまらない。なるほど、普段のおひたしでいうゴマのポジションだな。
クミンシードがゴマの代わりと思うと活躍の舞台は広がりそうだ。ゴマ団子ならぬ、クミンシード団子なんてできたりして!?笑
その他の食べられるホールスパイスを風味じゃなくて食感という観点から見るといろいろと面白いことになりそうだ!コリアンダーシード、マスタードシード、キャラウェイ、フェンネル(ちょっとクセ強いかな?)
カレーもいいけど、スパイスを使っていろいろ遊びたい。
人生に少しだけスパイスを。