Spicy Life Maker blog

人生に少しだけスパイスを。

辛さの指標は難しい

https://www.instagram.com/p/7TxjgRPcYq/

先日、友人と「辛さの指標」について口論になった。

2月24日に劇団ながらびっとのカフェ公演の会場で提供するカレーの味について、企画している友人から「辛さの指標みたいなのある?」と聞かれたのだが、僕は正直に「辛さの感じ方は人によって違うから、申し訳ないけれど、表現はできない」と答えた。

どうやら集客の際にスパイスカレー=辛いの認識を持っている人が多く、辛いのだめなのでごめんなさいとなる人が多いようだ。

僕の感覚では自分のカレーは辛くないと思っているのだが、辛さの感じ方は温度に対する猫舌があるように、敏感な人はかなり敏感だ。

 

少し話しは反れるけど、人間の体では辛さだけは他の味とは感じ方が異なってて、味覚ではなくて痛覚だ。甘い・苦い・すっぱいなどは味雷とよばれる舌のセンサーが反応して脳に信号を送るのに対して、辛みは痛みとして脳に伝わっている。脳は痛みを和らげようと脳内ホルモンを分泌するのでこの安らぎを感じて僕らは辛いものを美味しいと認識している。

 

とにかく、辛さについては味の濃い薄い以上に賛否が分かれるので、アテにならない指標はなるべく持ち込みたくない。というのが僕の思いだった。

でもスパイスカレー=辛いという認識は持ってほしくないし、僕のカレーがネックになってせっかくイベントに興味を持ってもらっている人が来れなくなる状態は作りたくないなと思ったので、当初1種類だけ準備するはずだったカレーを2種用意することに。

 とはいえ、辛さの指標についてはやはり持ち込んでほしくなかったので、風味を使いたくてチリやペッパーを使っているメインのカレーについては特に言及せず、甘口も選べますと宣伝してもらうことになった。

何をもって甘口か問題もあるけれど。チリとペッパーを使わない限り痛覚を刺激するような辛さは現れないので「辛くない=甘口」ということでみんなは納得してくれるだろう。

 

口論になったことは反省しているし、いろんな人に食べてもらうためには考えることも工夫することも多いなと気づきの多いテーマだった。

 

ありがとう、みんなが満足するカレー作るね!

イベントの詳細は以下ご参照ください。

 

 

人生に少しだけスパイスを。