スリランカ滞在記Vol.14(驚愕のスーパーマーケット)
自分でも怖いくらいに更新が途絶えていました。
「まぁ気分が乗るときにやればいいよね」ってゆるいスタンスなので、自分の心の動きに合わせて更新させてもらってます。ただスパイスやカレーについては人生の一部なので、細く長くやっていきたいです。
九星気学っていう、諸葛孔明とか中国の偉いさんたちが使ってた占いがあって、僕はその九星気学でいう三碧木星らしくて、地に足着けず、気分で生きるタイプみたいです。めちゃくちゃ当ってますね。このブログも気分でやってます。ご覧見てくれている方は気長にお付き合いください*
とはいえ、スリランカ滞在記についてはもう半年も前の経験なので、そろそろ記憶が怪しい。。。とても貴重な経験だったのでメモリーが削除される前に吐き出しきります!
この記事から見る人は「スリランカ滞在記って!?」ってなりますが、実は僕は昨年の夏休みを利用してカレーを学びにスリランカへ行きたんです。で、このブログで数回にわたってステイ先で学んだスリランカのママの料理のレシピも含め、投稿してきました。ということで今回はVol.14。いよいよ終わりに向かっていますのでご覧ください。
<街にはもちろんスパイス専門店>
キャンディ~ダンブッラ~シーギリアのショートトリップを終え、ステイ先の最寄りの街カドワタに到着。街とはいえ、なかなかのローカル度合いでもちろん地球の歩き方になんか載ってない。
学生時代ローカルな街に訪れたとき、とてもワクワクしていた事を思い出した。淡々(悶々?)と仕事をする日常では忘れがちなワクワク。まだ僕の中にも残ってんだなーと思った。
まっすぐステイ先に帰ってもよかったけど、暗くなるまでにはまだ時間があったし、このワクワク感をさらに増幅させたいので散策することに。
商店が軒を連ねているエリアは小規模だが市場やスーパーマーケット、いくつかの専門店もあり、そこそこ賑わっている。スパイス料理の国なので、予想していた通りスパイス専門店を発見。
店の前にとまった軽トラの荷台から藁袋にパンパンに詰まったスパイスたちが搬入されていく。
仕入れ業者の兄ちゃんに「すごいですね!どんなスパイスが入ってるんですか?」と聞くと、おもむろに袋に指を突き刺し、真っ赤になった指を僕の目の前に持ってきて「Chilliiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii!!!!!」と笑顔で答えてくれる。おもろいやん。ただ、スパイス屋のおっちゃんは穴の開いた藁袋をみて少し切ない顔をしていた。
せっかくスパイス屋に来たのでお目当ての食材のひとつ、モルディブフィッシュを200g購入。魚を乾燥させたこの食材は日本の鰹節のような風味が特徴で、美味しんぼ24巻でスリランカのカレーには欠かせないと紹介されていたスパイスだ。しかしながら、ステイ先の家ではモルディブフィッシュはほとんど使われていなかったが。(ママがベジタリアンだから?)
<スーパーのとあるコーナーに驚愕>
のどが渇いたので歩き方に載っていたGinger Beerという興味深い飲み物を探しにスーパーへ。ついでにどんな物が売っているか見がてら店内をフラフラ。。。。。スパイス専門店があることは予想していたが、まさかスーパーの中にスパイスの量り売りコーナーが!!
専門店にも引けを取らないほど数多くのスパイスが並んでいる。なんて素晴らしい光景(香りも)なんだろう!日本のスーパーにもぜひ導入してほしいです。近所のLifeさんお願いします。
さらにスパイスだけではなく、米や豆類も様々な種類が量り売りされていました。
そして安い。世界一高い米といわれているバスマティライスは日本で買うと1kg1000円ちかくするのですが、ここでは驚愕の1kg150円くらいで売ってました。
お目当てのGinger Beerも購入できました。Beerと銘打ってますがアルコールは入っていません。その正体はジンジャーエール。ウィルキンソンのそれよりも更に喉に引っかかる味で、個人的には好みです。出国するまでにあと3本は飲みそう。笑
日も暮れてきたのでトゥクトゥクでステイ先に戻る。帰宅後、早速ママがミルクティーを入れてくれた。あったかいな~。。。自分の家ではないけれど、「ただいま。」という言葉を口にした。ショートトリップ中は気が張っていたのか、そのままうたた寝してしまった。
人生に少しだけスパイスを。
【レシピ】基本のチキンカレー(11/3セミナー)
スパイスセミナーで参加者に紹介したレシピを公開します。
セミナー参加のみなさん、ごめんなさい配布したやつ水の量が多かったようでこちら1/2の量で修正しています。
【基本のチキンカレー】
<材料 4人前>
玉ねぎ(みじん切り):中1個
トマト(みじん切り):中1個
鶏ムネ肉:400g
にんにく(みじん切り):2片
生姜(みじん切り):2片
水:200ml
オリーブ油:80ml
塩:少々
●ホールスパイス
クミンシード:6ml
クローブ:6個
シナモン:2片
カレーリーフ:2握り
●パウダースパイス
コリアンダー:10ml
ターメリック:8ml
カイエンペッパー:2ml
<作り方 30分程度>
①クミンシードを数粒いれてシュワシュワ泡立つ温度まで油を温める
②①の温度になったらホールスパイスをテンパリング。焦げ付かないように香り立つまで炒める
②にんにく、生姜を加えて香り立つまで炒める
③玉ねぎ、塩少々を加えて全体になじませ、強火にして炒める
④所々黒く、全体がきつね色になったらトマトと塩少々を加え、中火でさらに炒める
⑤ペースト状になったら弱火にし、パウダースパイス、塩少々を加え、全体を馴染ませる。
⑥鶏肉、塩少々を加え、全体を馴染ませる。
⑦水、カレーリーフを加え、煮立てる
⑧沸騰したら蓋をし、弱火にして10分程度煮込んだら完成!
※味はケチャップ。スパイスの香りが足りない場合はガラムマサラを加えて風味を調整
人生に少しだけスパイスを。
【レシピ】チキンケバブの素(11/3セミナー)
ご無沙汰しております。ここ一ヶ月バタバタしててパタリと更新が途絶えてました。生きてます!
日日のカレー作りも手抜きが多く、メニュー考案♪♪なんてスタンスじゃなくて、生きるために、適当に作っては食べていました。
まぁ、それでもカレーと共に生きる、ヨシヒロくんです。
今日はそんな生活の中でも、ムニッと誕生したレシピをご紹介します^ ^
こちら11月3日に開催したセミナーでもご紹介させていただいたものです。
【チキンケバブ】
<材料>
玉ねぎ(みじん切り):中1/2個
ピーマン(みじん切り):2個
鶏ミンチ:200g
にんにく(すり):1片
生姜(すり):1片
玉子:1個
塩:3ml
●パウダースパイス
カイエンペッパー:2ml
ターメリック:3ml
コリアンダー:5ml
クミン:5ml
●ホールスパイス
フェンネルシード:5ml
クミンシード:3ml
ブラックペッパー(粗挽き):2ml
カスリメティ:1握
<作り方 15分程度>
①全部混ぜてこねたら完成。
以前紹介したシークケバブよりもシンプルなスパイスで作ってみました^ ^
焼いて、最後にライムやすだち、レモンなど搾って食べてみてください☆
人生に少しだけスパイスを。
スリランカ滞在記Vol.13(旅日記について)
夏休みを利用してカレーを学びにスリランカへ行きました。ステイ先で学んだスリランカのママの料理も含め、何回かに分けて投稿しています。
<旅日記はいいもんだ!>
13:00、今回のダンブッラからカドワタ行きのバスは外装ド派手、内装もめっちゃペイントされてて綺麗で、インド映画が爆音で流れている。そして今までにないほどのスピード狂。なるほど、早く移動したければハデなバスに乗ればいいんだな。笑
爆音、爆走が妙に心地よく、小1時間ほど寝ていたようだ。今回は長距離バスでの移動が多く、車内では時間を持て余しがち。なのでバス異動中は時間活用と旅の記録を兼ねてこうして日記を書いている。
旅の日記は初の試みだったが、体験を書き起こす事で、様々な出来事が整った形で再構築され、記憶できる。万が一忘れてしまっても読み返せばまた思い出せる。
当たり前のことだけど、記録しておけば今回の経験を無駄にしにくくなることは確かだろう。普段文章を書く仕事をしていてよかったな〜と感じた。
そういえば、ダンブッラで昼食をとったレストランを出るときに2つスイーツを買っていた事を思い出した。小腹が減ったので食べてみることに。1つは胡麻をほろ苦いキャラメルで固めたもので結構イケる。もう1つの方は揚げ衣の中にあんこ味のちんすこうみたいなのが入ってて水分もってかれる系。写真はバスが揺れすぎて撮れませんでした。笑
まぁ〜、ミルクティーといい、昨日の夜のココナッツケーキといい、とにかくスリランカの人は甘いもの大好きみたい。
旅に出ると味覚の違い、日本人の食への繊細さに改めて気付かされる。
人生に少しだけスパイスを。
スリランカ滞在記Vol.12(手で食べるメリット)
夏休みを利用してカレーを学びにスリランカへ行きました。ステイ先で学んだスリランカのママの料理も含め、何回かに分けて投稿しています。
<手で食べることのメリット>
シーギリアを出て、12:00にダンブッラに到着。降りる際におっちゃんに勧められたレストランで昼食を取ることに。
レストランの中は現地の人たちで賑わっている。オーソドックスなチキンカレーとコーラを注文。すぐに料理が出てきて驚いた。てっきりチキンカレーとライスだけが出てくるのかと思いきや、てんこ盛りのライス(3合くらい)、チキンカレー、ダルカレー、野菜カレー、サンバル、野菜の炒め物が机の上に所狭しと並べられた。
さっそく取り皿に盛り付け、食らいつく。うーまい!!サンバルはやっぱりちょっと苦手やけどその他はかなり好みの味。バスのおっちゃんありがとう!
ライスはカラピンチャきいてて、チキンカレーはフェンネルとブラックペッパーシナモンが効いててかなりスパイシー。マイルドなダルカレーと混ぜて食べるとちょうどいい。
ここで気づいたが手で食べる事には3つのメリットがあった。
1つめは食べる前に手で食べ物を感じるので頭の準備ができ、より美味しく感じられる事。
2つめは手で触って冷たい、暑いと感じる温度は胃腸に良くないらしく、手を使って食べれば胃腸を労わることができる事。ここまでは以前美味しんぼを読んだときに得た情報。
3つめは今回の気づきで、手で混ぜると食べ物全体がいい感じに和えられるという事。スプーンやお箸を使って混ぜても食材同士をこなれた感じに混ぜることは出来ない。カレーのようにおかずと主食を混ぜて食べる場合は手で混ぜると味が馴染んで美味しくなる。全人類手で食べればいいのになんて感じてしまった。
思いの外たくさんたべれて大満足。このクオリティ、ボリュームで食後に紅茶も頼んで270Rs(約200円)はめっちゃ安かった。笑
大満足でレストランを後にし、ステイ先への帰路にたつ。
人生に少しだけスパイスを。
スリランカ滞在記Vol.11(スリランカの職事情②)
夏休みを利用してカレーを学びにスリランカへ行きました。ステイ先で学んだスリランカのママの料理も含め、何回かに分けて投稿しています。
<スリランカの職事情その②>
ダンブッラに帰るバスは人も少なく、乗務員のおっちゃんもちょっぴり退屈そう。そのせいかやたらフレンドリーに話しかけてきてくれる。
出身や旅程など一通りの話をした後、おっちゃんが自分の仕事について話してくれた。おっちゃんはバスの乗務員として週6日間働いていて、しかも毎日朝6時から夜の7時まで13時間も働いてるらしい。
めっちゃ揺れる車内でバス停毎に新しい客からお金を集めてをひたすら繰り返す。乗客が多いときは自分が座るわけには行かないので立ちっぱなし。タダ乗りするヤツがいないか目を光らせてる。乗り逃げはダッシュで追いかける。こんな調子なので神経も体力も使うしほんと大変そうだった。国外への出稼ぎが多いスリランカは国外で働けたとしても給料安くて大変な仕事が多いみたい。
君の仕事は?と聞かれたので勤め先を伝えると知ってくいた。こういうのは素直に嬉しい。
ダンブッラに近づくと、おっちゃんは最後にオススメのレストランを教えてくれた。お礼を言ってバスを降りる。
おっちゃん、ありがとう、身体に気をつけて!
人生に少しだけスパイスを。
スリランカ滞在記Vol.10(岩山の上にお城!?シーギリアロックを探検)
夏休みを利用してカレーを学びにスリランカへ行きました。ステイ先で学んだスリランカのママの料理も含め、何回かに分けて投稿しています。
<観光客やからってぼったくりすぎ!>
よこのおっちゃんに、シーギリアロック行くなら次で降りろよ~。とめっちゃ親切に教えてもらって無事下車できたのはいいけど、、、最寄りのバス停めっちゃ地味!おっちゃんに教えてもらわんかったら確実に通り過ぎとったわ;
スリランカ切っての観光スポットやのに目立つ看板もない。もちろん車内アナウンスもない。というか、このバスでシーギリアロック行くのまさかの僕だけ。若干不安になりつつも、目的地は見えているのでとりあえず向かうことに。
バス停からシーギリアロックのエントランスまでは徒歩で約15分。城跡というだけあってお堀の周りを歩く。。。。御所並みに広い。
ようやくエントランスに到着。ここまでくると観光客も多い。そっか、一般の観光客はバスツアーとかタクシーで来てるんか。ローカルな移動手段で土地に入り込んでる感に若干の優越感を感じる(笑)
チケットブースにてチケットを購入するも、まさかの4260Rs。高すぎ!!100km近い移動が140Rs(約120円)やのに、このチケットは約3,700円。後にステイ先のママに聞いたけどスリランカ人は500Rsで入れるらしい。ぼったくりにもほどがある!
まぁ仕方ないので文句は飲み込んで敷地内へ。
<お天気にも恵まれ、大満喫>
岩のふもとまで10分くらい歩くんやけど、エントランスからも迫力満点でとにかく巨大。
高さ約100mのこの岩が世界遺産に登録されている理由は岩の上に城があったから。なんでもその昔、王様が弟に王位を奪われるのにビビってこんな所に建てたらしい。
めっちゃ急な石の階段や、螺旋階段をひたすら登ること30分。
まずはシーギリアレディという壁画のゾーンへ。なんとも怪しげな美しさのシーギリアレディ。
今は数人分しか残ってないけど当時は500人くらい描かれていたらしい。(現場は撮影禁止なので、写真は記念館のレプリカ)
そこからさらに15分くらい階段を上がるとライオンテラスという広場に到着。その名の通り、めっちゃでかいライオンのヒヅメがビジターを待ち受ける。
昔は顔もあったらしいけど、どんな容姿だったかは記録に残ってないらしい。
当時の外観に想像を膨らませながら、ライオンを通り抜けいよいよ頂上に到着。空は突き抜けるような青で、眼下にはスリランカの大地が広がっている。風もさわやかでほんと、お天気に恵まれている。ありがとう。
頂上を探検したり、景色をながめたりと1時間くらいまったり。
エントランスから歩いてきた道も小さく見える。
相当でかい城があったんやろな〜。。。あまりに立派な城跡やから時々地上100mって事を忘れさせられる。
名残惜しいが、今日中にカダワタのステイ先まで帰らないといけないので、下界に降りることに。驚いたのは登りが大渋滞だったこと。
人一人分しか幅のない階段ばかりなので時間が経つにつれてこうなるのは必然。早く来てよかった。
下山してきた道を戻る。地味なバス停にちょうどバスが来ていたので飛び乗った。アドベンチャー感満載だったシーギリアロックを背に、バスはダンブッラへ向かう。
人生に少しだけスパイスを。